すそわきがの臭いと食生活

欧米に比べて日本はわきが・すそわきが(陰部のわきが)になっている人の数が圧倒的に少ないです。欧米ではわきがの人の割合は約70%なのに対して、日本での割合は約10〜15%です。

また、欧米人に比べて日本人は体臭自体も弱いです。それには、食生活が大きく関係しています。

毎日摂取する食事によって、すそわきがの臭いを強くも弱くもできるのです。

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食事改善法はすぐできる最も簡単な対策法です。どんな食生活であれば臭いを軽減できるのか、しっかり学んで今日から実践していきましょう。

食生活によってわきが体質の人の臭いが左右される

まずはじめに、わきが体質かどうかは遺伝によって受け継がれる「アポクリン汗腺」という汗腺の数によって決まるということを説明しておきます。もともとわきが体質でない人が、どこかで突然わきがになる可能性はありません。

つまり、食生活が原因で突然わきがを発症する人はいないということです。わきが体質である人の、すそわきがの臭いを強くする原因として「食生活」があります。

すそわきがの臭いを強くする食べ物とは

すそわきがの臭いを強くする食べ物

すそわきがの臭いを強くする食べ物は以下の5つが該当します。

  • 動物性タンパク質
  • 動物性脂肪
  • リノール酸が含まれる植物性油
  • アルコール
  • 臭いの強い食べ物

これらの食材の摂取には充分注意しましょう。また、極端に摂取しないのもよくありません。それぞれの食材に含まれる成分には、体のために様々な役割を果たす作用があります。あくまで取りすぎないというバランスが重要で、摂取しなければいいという訳ではありません。

動物性タンパク質

肉(特に牛肉)・魚・卵・牛乳

肉中心の食事を続けていると、すそわきがの原因となるアポクリン汗腺が刺激され大きくなります。アポクリン汗腺を刺激し活発にさせると、汗腺が大きくなり汗の量も増えて臭いが強くなります。

動物性脂肪

レバー・うなぎ・ラード・バター・生クリーム・チーズ

ラードやバターなどの動物性脂肪を多く摂取していると、皮脂腺やアポクリン汗腺を刺激してしまって、すそわきが臭が強くなります。中華料理や洋菓子には動物性脂肪が多く含まれているので、食べ過ぎに注意が必要です。

ただし、脂肪分の摂取を控え過ぎると、臭いの放出を抑えてくれる皮脂膜の働きを弱めてしまうのでバランスよく適度に摂取することが重要です。

リノール酸が含まれる植物性油

ごま油 ・紅茶油・ひまわり油・なたね油・マヨネーズ ・マーガリン・スナック菓子

リノール酸は中性脂肪やコレステロールを増やす作用があります。このリノール酸が体内で酸化すると臭いの原因になります。

ただし、ごま油は少量であれば血液をサラサラにする作用があるため体に良いとされています。

アルコール

ビール・酎ハイ・日本酒・ウイスキー・ブランデー・焼酎・ワイン

アルコールを摂取すると、体内にある臭い成分を体外に一緒に放出しようとしますアルコールを摂取した日や翌日に、自分の寝ていた部屋や尿が臭ったという経験はありませんか?それは、アルコールの成分に匂いを体外に放出する作用があるからなのです。

臭いの強い食べ物

キムチ・激辛料理・エスニック料理・にんにく・にら・たまねぎ

キムチ・激辛料理などの香辛料を多く使った食事は、香辛料による刺激でアポクリン腺の活動を活発にさせてしまいます。また、にんにんく、たまねぎなど臭いが強い食材は、臭い成分をそのまま体外に放出してしまうので、取りすぎないようにしたほうがいいでしょう。

ポイント

すそわきが対策には、特にアポクリン汗腺を刺激する食材(動物性たんぱく質・動物性脂肪)に注意した食事が改善方法として重要です。

すそわきがの臭いを抑えるのに効果的とされる食べ物

すそわきがの臭いを抑える食事

魚介類を中心にした食事

動物性タンパク質は、筋肉をはじめとした人間の体を作るのに重要な栄養素です。動物性タンパク質を摂取しなければ丈夫な体が作れません。

ただし、動物性たんぱく質の中でも脂分を多く含んでいる「肉類」を摂取するのは、臭いを強くする原因となります。

したがって、動物性タンパク質を摂取するのであれば、魚介類を中心とした食事を多く取りましょう。肉中心の食事を摂取し続けるのと、魚介類中心の食事に切り替えるのでは体臭に大きな差が出ます。

動物性脂肪よりも植物性脂肪をとる

動物性脂肪は臭いの原因となるうえに、コレステロールや中性脂肪といった肥満の原因にもなるので、できれば摂取を控えたほうが良いものとなります。

料理の際に使用する油も、オリーブオイルかごま油などに代用できるところは代用するとすそわきが改善に効果的です。オリーブオイルには抗酸化作用があるため、脂肪分の酸化を抑えてくれます。

また、脂肪の酸化を防ぐと、すそわきが改善だけでなくダイエットや病気の予防にも効果的です。

梅干し・メカブなどのアルカリ性食品

肉類などの酸性の食品を中和する作用がある「アルカリ性の食品」は、臭い対策に効果を発揮します。とくに、アルカリ性食品の中でも「梅干し」は最も効果がある食材です。

梅干しは抗菌力が強くて、血液を弱アルカリ性に保つ働きがあります。消臭効果にもっとも適した食材ですが、梅干しは塩分が高いため1日に2個ほどしか摂取できません。

そこで、梅干しの次に効果的な食材が「メカブ」です。メカブは、アルカリ性食品の中でミネラルや食物繊維も豊富でデトックス効果があり、中性脂肪も整える働きがあります。梅干しは1日1つまでにして、食事の際にはメカブを摂取すると良いでしょう。

緑茶・ほうじ茶

緑茶・ほうじ茶に含まれる「ポリフェノール」が抗菌作用・抗酸化作用があるため、臭い対策にも効果的です。

ポリフェノールは消臭だけでなく、疲労回復・糖尿病の改善・認知症の軽減・美肌・アンチエイジングなど様々な作用がありますが、日本人のポリフェノール摂取量は低いとされています。1日の摂取目安が1,500mgなのに対して、日本人の平均は1,010mgです。

ポリフェノールを含む食材は他にも、「春菊・れんこん・ごぼう」などの野菜や「バナナ・いちご・りんご」といった果物があります。

酢に含まれる成分「クエン酸」が臭いの発生を抑制します。クエン酸を摂取すると、体内の乳酸の生成を抑える働きが作用します。すると、乳酸がアンモニアと結びつかなくなり、尿や汗の臭いを弱める効果につながります。

果物と野菜を多く摂取する

臭い成分を抑えるクエン酸やポリフェノールが果物には多く含まれています。また、果物や緑黄色野菜はアルカリ性食品にも該当します。果物や野菜のうちどれをとってみても、その中には臭いだけではなく、体にも良い効能をもたらす成分が含まれています。つまり、体に良い成分が豊富な、食材の王様が「果物と野菜」です。

動物性タンパク質やお肉を食べるときには、必ず野菜や果物を多く摂取しましょう。

食事を変えて体質改善すれば体臭が消える

臭い対策に良い食材の知識が入ったら、次は食生活を改善しましょう。また、臭い対策を考えた食生活に改善していけば、自然と健康的な体を作る体質改善にもつながります。

以下のことに注意して、体質改善を目指しましょう。

  • ジャンクフードは抑える
  • コーラ、サイダーなどの糖分が入った炭酸ジュースを控える
  • 果物と野菜(特に緑黄色野菜)の摂取量を倍に増やす
  • メインのおかずを肉から魚に変える
  • 食事の欧米化を避けて和食に心がける
ポイント

すそわきがはわきが体質の人しか発症しませんが、体臭は誰にでもあるものです。体質改善は体臭対策にも効果があります。

食の欧米化と体臭

日本食は昔から、人間の体にとても良いとされていて、世界から注目を浴びています。その結果、海外に比べ日本人には「肥満やすそわきが」の人の割合が少ないです。

しかし、現代では食事の欧米化が進んだことによる肥満化が問題になっています。また、食生活が原因ですそわきが臭を発する年齢も低くなってきています。

体臭やすそわきがの臭いに良くない食生活は、同時に体にも良くないと言えます。臭いに悩むのであれば、まず自分の体内に摂取しているものを見直してみましょう。

また、女性の場合は「わきが」だけでなく「すそわきが」に悩む人も多いと思います。

すそわきがに関しては、食事改善に加えてデリケートゾーンを丁寧に洗ったり、ケアをすることも対策方法として重要です。

食事改善と、デリケートゾーン用石鹸やデオドランドクリームなどの対策商品を使用して中からも外からも臭いを撃退すれば、すそわきがも必ず改善されて悩みのない生活を送れます。